セミナー案内

「人間と性」教育研究協議会 全国児童養護施設サークル主催

岡山セミナー

大会テーマ 「児童養護施設で暮らす子どもたちの生きる力を育むために」
~生活の中の「生」と「性」を考える~

 

初夏の暖かい日差しが心地よく感じる季節となりました。私たち「“人間と性”教育研究協議会 全国児童養護施設サークル」では、「岡山セミナー」を開催いたします。

児童養護施設の子どもたちを取り巻く社会は、日々変化しています。特に携帯電話、スマートフォン、インターネット、ゲーム等の普及は、成長過程にある子どもたちに、大きな影響を与えるようになりました。貧困や孤立した家庭で育った子どもの問題や、施設職員の子どもへの不適切な関わりなども問題になっております。また、児童養護施設内での性問題の調査の結果、施設内での性問題に職員がどう向き合っていくのかを真剣に考える必要があると思います。このような中、施設職員は子どもたちにどんな支援が出来るかを問われています。このセミナーでは、良い支援のための多くの実践と研究成果を発表致します。子どもたちに少しでも良い支援が出来るよう、共に学びを深めたいと思います。

全国児童養護施設サークルは、“人間と性”教育研究協議会に所属し、職種サークルとして発足してから33年を迎えます。「科学教育」「人権教育」「自立」と「共生」の教育を柱に、全国春季セミナーと全国秋季セミナーを開催してきました。
また、施設の研修会をはじめとする様々な研修会のコーディネイトも行っています。この機会に多くの方がこのセミナーに参加され、学びの輪に加わっていただけますようご案内申し上げます。

岡山セミナー実行委員会

6月9日(日)

時 間 プログラム 内容紹介 会 場
12:00~12:30 受付開始
開会挨拶、オリエンテーション
会場については当日お知らせいたします。
ピュアリティまきび
12:40~14:10 理論講座(1)
『「こどものみかた」~生い立ちの整理の視点~』

講師:山口修平氏(全国児童養護施設サークル副代表、一宮学園:千葉)

子どもが表出する言動には、これまでに受けた様々な体験が関連しています。表出した言動にとらわれず、その言動の背景にどのような体験が在るのかについて理解しなければ言動の根本に関わることができません。この講座では、背景の一つとして「子どもへの侵入(虐待)」についてどのような影響を及ぼすか、また侵入を受けた子ども自身の回復について、施設職員が取り組むエンパワメントについて考えたいと思います。当サークルで取り組んできた「生い立ちの整理(大野版)」をベースに講座を展開します。

14:20~15:50 理論講座(2)
『大切なわたし 大切なあなた 
~「子どもの権利」から考える日常生活における性教育実践~』

講師:鎧塚理恵氏(全国児童養護施設サークル副代表、大野子ども家庭支援センターこころ:岐阜)

児童養護施設には、年齢にそぐわない不適切な性的トラブルに見舞われた子どもたちが多く生活をしています。その子どもたちは、施設内外において性的な問題にさらされやすいだけでなく、時には自ら飛び込んでしまう子どもたちも少なくありません。
子どもたちの支援に性教育の実践が必要であると言われたものの、必要であるとはわかっていても、どうしていいのかわからない・・・と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この講座では、『子どもの権利』に着目しながら、日常生活における性教育や性の課題への取り組みを紹介しながら、『今日からできる何か』を一緒に考えていきたいと思っています。

16:00~17:30 理論講座(3)
『セクシャル・デバイス・ネットワーク(sexual device network)~スマホ・ネットのリスク~』

講師:佐々木玄氏(全国児童養護施設サークル代表、エス・オー・エスこどもの村:東京)

子どもたちが、容易にネット環境にアクセスできる時代になり大人が思っている以上の情報を子どもたちは持っています。その中には有益な情報もありますが有害な情報も数多く含まれています。情報の取捨選択をどのように子どもたちに教えていくのか?どんな機器がインターネットにつながるか?どんな点に注意して子どもたちに関わっていくのか?スマホや携帯の契約はどのようにするのが良いか?など、事例や実践を一緒に学ぶ講座です。楽しく学びましょう。

18:00~20:30 情報交換会

 

6月10日(月)

時 間 プログラム 内容紹介 会 場
9:00 各会場にて受付開始 会場については当日お知らせいたします。
ピュアリティまきび
9:10~9:15 各会場インフォメーション
9:10~15:00 分科会(1)
『児童養護施設における生と性の実践』

定員40名

児童養護施設では、性問題を抱えた児童への対応や施設内で起きている児童間の性問題への対応に苦慮しています。インターネット・性の商品化など、性情報が氾濫している中、正しい性の知識をどのように伝えるかとの課題に試行錯誤しています。 学習会形式の性教育実践と生活支援が両輪となり、はじめて「子どもに伝わる」=学びの機会となります。「何を伝えるのか」ではなく「何が伝わるのか」をテーマに挙げ、子どもの視点に立った生と性の学びの時間にしましょう。講座・実践報告・参加型実践(ワーク)を通して、「性」について参加者相互に学び合いましょう。

分科会(2)
『性的虐待を受けた子どもたちへのケア
子どもたちをどう理解し、どう支援するか』

定員30名

子どもたちが性的な被害にさらされているという報道を目にする機会が増えてきました。それに伴って、性的虐待を主訴とする入所が少しずつ増えてくることは間違いないでしょう。しかし、『性的虐待』を主訴としない子どもたちの中にも、かなりの数の子どもたちが性的虐待や性的な被害にさらされて入所に至っています。性的虐待や性被害を受けた子どもたちが、施設内外で性的な問題を繰り返し、その対応に苦慮している現場は少なくないと思います。理解を超えてしまう子どもたちの行動を、「子どもたちに一体何が起こったのか?」という視点に立ち返り、子どもたちの気持ちを感じてみましょう。性的虐待とは何かを改めて考え、見つめなおし、子どもたちへの支援に活かしていけるような、参加型分科会です。皆で一緒に考えていきましょう。

分科会(3)
『高校生の性問題への支援を考える』

定員30名

近年、高校生の性問題は、複雑多岐にわたり、対応に苦慮することが多くなってきています。性交・妊娠・SNSや性産業などが複雑に絡み合っています。どう対応するか、どのように支援していくかを中心に考える分科会です。この分科会では、高校生への性についての支援を中心にロールプレイ、事例検討を織り交ぜながら学びます。皆さんの積極的な参加をお願いします。

15:00〜16:00 各分科会ごとに解散
完全撤収

 
※今回のセミナーは、1日目140名、2日目100名定員。2日目に参加される方は、全日参加のみ。
※2日目の昼食については、こちらでお弁当を手配してあります。
※分科会は、会場の都合もあり、定員を設けています。
 第1分科会40名、第2分科会30名、第3分科会30名
※会場については、当日お知らせいたします。案内板などをご覧ください。幹事も誘導させて頂きます。

※お申込みにはパスワードが必要です。sei.jidou.circle@gmail.comはお問合わせページよりお問合わせください。