2015 熊本セミナー報告

DSC_0476[1] DSC_0479[1]

 

 

 

 

熊本セミナー報告

平成27年7月6日~7日で、「熊本県県民交流館ぱれあ」にて熊本セミナーを開催いたしました。

九州、沖縄地区のみ案内を送り、参加者が集まるか不安でしたが、80名の方の参加がありました。

大勢の皆さんのご参加にほっとしました。

 

会場からは、熊本城も見え、素晴らしい環境の中で学びが出来ました。

内容は、理論講座を3つと実践講座を3つ、計6つの講座を2回ずつ、12本の講座をおこないました。

理論講座、実践講座の内容と参加者の声です。

* ← 参加者の声です。

理論講座

①『「子どもの見方」~生い立ちの整理を通して~』

講師 : サークル代表 大野紀代

*こども達に、自分は大切な存在であるということに気づいてもらうには、大切にされた体験がないと実感できないということが心に残りました。マイナス点をまずはゼロに持っていくこと、すぐにイライラするこども、職員にあたる子は、今までお母さんにぶつけたかった感情をぶつけきれなかったということを聞いて、私自身はっとしました。

*生い立ちの整理、初めて聞きました。今まで送ってきた人生を別の角度で見る。もっと話を伺いたいと真剣に思いました。ありがとうございました。

 

②『児童養護施設が抱える性の課題をフォローアップするために』

講師 : サークル幹事 塩田規子

*これまでに起きてきた性的な問題を知るとともに、こども間だけでなく職員も加害者になるということと、実習生やボランティアなどの危険も教えないといけないと思いました。

*アセスメントによってこどもの対応が変わってくることが知れてよかった。性教育も大切だが、こども1人1人と関わる時間を増やしその中で教えていけることが大切だと分かった。

 

『「からだ」っておもしろい!知ることからはじまる自己肯定感~「リスク回避」の視点から考える~』

講師 : サークル特別幹事 鈴木みゆき

*身体について、自分自身が無知な部分が多いなと痛感しました。

*とてもわかりやすく楽しく受けさせていただきました。今回の先生のお話は、自分も実践できるかもしれない、やってみたい等、考え方も共感できたように思えました。

 

実践講座は、

『「児童養護施設における生と性の実践」~生教育委員会の活動から見えてきた教材作りと生活支援~』

講師 : サークル幹事 山口修平

*シンプルな教材を繰り返して伝えることの大切さを感じることが出来ました。テーマの設定もとても参考になりました。

*生活支援していく中での境界の課題への取り組みが必要である事の大切さ、人間関係の支配関係を改めて感じ考えさせられる講座でした。

*正直、何からはじめたらよいのか…というのが、これまでの悩みでした。分かりやすいものを繰り返し繰り返しでいいんだと分かり、希望の光が見えてきました。あとは理解しあえる職員(仲間)を。職員の壁は正直厚いな、と思います。

 

『体験型性教育講座 ~少しの工夫で楽しい実践~』

講師 : サークル幹事 鎧塚理恵

*ワークをしてみて、こんなに楽しくやれるのであれば、自分たちでもやってみたいなという気持ちになりました。そこでも、やるだけではなく、そこでこどもの意見を聞いたり、正しい知識を伝えるためには勉強が必要ですね。

*権利についてや距離感について、具体的でわかりやすかったです。こども達と楽しみながら、次も参加したいと思えるような取り組みを考えていきたいと思います。

 

『子どもたちを取り巻く性情報』

講師 : サークル副代表 佐々木玄

*メディアとの関係は、本当にいたちごっこで職員も新しい情報についていけずお手上げ状態でしたが、こども達に尋ねるのが近道!たしかに!と思いました。なんでも話せるそんな関係づくりが大事ですね

*スマホ、ネット…とても便利なツールなのですが、使い方次第で良くも悪くもなるのだなと実感しました。こども達から聞き、大人が学び一緒に考えるスタンスはとてもいいなと思いました。

 

50名の会場を2つ、同じ講座を2つ行うことは幹事にとっても、初めてのことでしたが無事に終了することが出来ました。

会場参加者の皆さんの真剣な表情を見て、少しでも役立てばと感じました。

夜の情報交換会では、たくさんの施設の方と、個人的なお話、施設のお話などたくさん聞け楽しく交流することが出来ました。

今度は、ゆっくり熊本城を見学したいです…

 

 

是非、皆さんもセミナーに参加して一緒に学びましょう!!

お待ちしています。

 

全国児童養護施設サークル

副代表 佐々木 玄

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セミナー報告カテゴリーの記事